ファイルサーバリプレースの選択肢を比較

項目ファイルサーバIaasFleekdrive
導入コスト
(ハード購入)
ハード設置不要
ハード故障、停電時など安定稼働の環境
運用コストが不要
(バージョンアップ・保守)
ストレージ拡張
※時間とコストが必要

※管理者が操作して追加する必要がある

※追加の利用申込のみ
Businessプランは初期2TB
拠点拡張
バックアップ不要
BCP対策

※設定が必要

※ファイルは自動でバックアップ
常時3つのファイルに冗長化
データベースのバックアップもデイリーで実施
セキュアな運用
社外からのアクセス
※モバイルアプリなどからのアクセスができない

※制限なし
モバイルからのファイル参照画像のアップロードなど
モバイルアプリが用意されているので特別な仕組みは不要
ファイルのバージョン管理
※標準機能
世代管理やライフサイクル管理も可能
操作ログを用意に取得
※画面上で確認可能
ログインからログアウトまでの操作ログを過去5年間保持

上の項目からオンプレミスのファイルサーバ、IaaS、オンラインストレージ(Fleekdrive)で比較してみます。

  • 導入コスト
    オンプレミスの場合、ハードウェアの選定や購入費用はもちろんのこと、未来のキャパシティ設計や相見積の取得など、ハードウェアの購入までに時間やコストが掛かります。IaaS、オンラインストレージ(Fleekdrive)はハードウェア購入に関してコストは一切発生しません。
  • ハードウェア設置
  • ハード故障、停電など安定稼働の環境
    この2点もオンプレミス以外は考慮するはありません。
  • 運用コスト
    オンプレミスは保守・運用にコストが掛かります。IaaSはオンプレミスほどではありませんが、OSやインストールしているソフトウェアのアップデートなどは管理者が行う必要があります。オンラインストレージ(Fleekdrive)はベンダーにお任せです。
  • ストレージ拡張
    IaaSは物理的にディスクを接続したりする必要はありませんが、管理者がコンソールからインスタンス(サーバ)にディスクを接続する必要があります。オンラインストレージ(Fleekdrive)の場合は、ITの知識も一切いらず電話やメールだけで完了できます。
  • 拠点拡張が容易
    こちらは表のとおりです。
  • バックアップ不要 / BCP対策
    システムの冗長化やデータセンターを分けたバックアップなど可用性を担保するために、オンプレミスはご想像のとおり相当の投資が必要になります。IaaSも管理コンソールから設定が必要となり、それなりの知識がなければ実現が出来ません。Fleekdriveは国内の別々のデータセンターにファイルを複製し常に3ファイル保管する仕組みになっていますので、サービスを利用するだけでBCP対策にもなります。
  • セキュアな運用
  • 社外からのアクセス
    この2点はファイル管理・共有の課題のところに記述しましたのでここでは割愛します。
  • ファイルのバージョン管理
    オンプレミスもIaaSもファイルサーバだけではバージョンの管理はできません、ソフトのインストールや設定が必要になります。オンラインストレージ(Fleekdrive)はバージョン管理も標準機能で提供しています。
  • 操作ログの取得
    Fleekdriveならコンソールからコマンドを入力したりする必要はありません。画面上から操作ログを閲覧したり、ユーザやアクションを絞り込んで検索するなど容易にログを取得したりすることができます。操作ログの保証期間は5年間です。

オンラインストレージ各社の特徴

今回のセミナーでは3つのサービスを比較しました。

乱暴な言い方をしてしまいますと、各社とも「できること」にそれほど変わりはありません。
Dropboxはコンシューマ向けサービスとして始まった歴史があり、管理よりコラボレーションが得意でビジネス版も提供されていますが、管理者機能はBoxの方が定評があります。
Boxは企業向けでセキュアなオンラインストレージですが、外資系のサービスですので日本の業務や商習慣にマッチしない部分があったり、サポートの対応スピードなどに不安が残ります。
Fleekdriveは国産の企業向けオンラインストレージなので、セキュアなのはもちろん日本業務にフィットするように設計されており、日本人スタッフによるサポート体制も万全です。

ファイルサーバリプレースのざっくりスケジュール

オンラインストレージ(Fleekdrive)の場合は導入までの期間はおよそ2ヶ月~6ヶ月です。
スタートアップ企業など過去のファイルが少ない場合は短期間での移行が可能です。

ファイル管理・共有に関する「解決したい課題、現在必要なディスク容量、利用人数」の3点をまずご確認ください。この3つが明確になれば、どの方式を選択すべきか、利用するサービスやおおよその価格などがおのずと決まってきます。

あとはトライアルで実際の操作感や要件を満たせるか検証をしてサービス選定を行いましょう。その際にサポート体制や既存ファイルの移行方法についても確認しておくと安心です。

IaaSとオンラインストレージが候補としてある場合、オンラインストレージから試すのが賢明です。オンラインストレージはネットワークなどITの専門的な知識なく利用できますので、貴社の課題をクリアできる場合はオンラインストレージから試すのが良いでしょう。IaaSの場合は管理コンソールや用語も各社で異なったりするので、覚えることや調べることがオンラインストレージに比べ多くなってしまいがちです。

Fleekdrive新プランのご紹介

セミナーでは2018年11月1日より開始のFleekdriveの新プランについてもご紹介しました。ストレージ容量が無制限のEnterpriseプランの新設やBusinessプランでの初期ストレージが2TBになるなど、ファイルサーバのリプレースを検討されているお客様のニーズにお応えできるプランになっています。

Fleekdriveのデモ

後半はFleekdriveの下記機能をデモでご紹介しました。

  • ユーザの一括登録方法
  • 権限セット作成方法
  • ユーザ毎に共有されたスペース(フォルダ)の見え方
  • 同一ユーザでスペース(フォルダ)別で違う権限を与える方法
  • PDFダウンロード時の透かし自動挿入
  • 社内ネットワークからしかアクセスできないスペース(フォルダ)の作成方法
  • 既存の紙文書をデジタル化してFleekdriveに保存する方法

上記以外にも具体的なデモをご希望の場合はオンラインでもデモをしながらご紹介できますのでお気軽にお問い合わせください。

Fleekdriveに関するお問い合わせはこちら