Fleekdriveは、2022年3月3日に開催された「AppExchange Virtual EXPO 2022」に出展しました。メタバース型での開催となった本イベントについてお伝えします。

AppExchange Virtual EXPOとは?

AppExchange(アップエクスチェンジ)は、Salesforceにインストールすることでさまざまな機能拡張やカスタマイズを実現するアプリを提供するアプリケーションストアです。数多くのソフトウェアベンダーがAppExchange上でサービスを提供している中で、2008年4月の展示会で集まった有志から結成されたのが「AppExchangeコンソーシアム」です。翌年からはNPO法人の認可を受け、以降、東京をはじめ各地でAppExchangeイベント「AppExchange EXPO」を独自に開催しています。

以前は、Salesforce社のスペースなどを使ったリアルなイベントが開催されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で従来通りの開催が困難な状況となり、2020年8月からは「AppExchange Virtual EXPO」としてオンラインで開催されています。

2022年、話題の「メタバース」で開催

昨年までは、基調講演を含めたセッション動画を見ていただく「動画コンテンツ祭り」のようなものでしたが、今回はにわかに注目を集めている「メタバース」による展示会場も登場することに。「メタバース」という言葉は、メタ(meta:超)とユニバース(universe:宇宙)から作られた合成語で、現在ではインターネット上に構築される多人数参加型の3次元仮想世界を指す言葉として使われています。なので、このイベントも来場者がアバターで3D仮想空間の展示ホールを自由に動き回り、リアルイベントのようにブース訪問ができるというわけです。株式会社ジクウが提供するメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」を採用しており、特別なソフトをインストールせずにブラウザ上でメタバースを体感することができます。

弊社はこの「ZIKU」での出展は2回目になります。初回のメタバース出展の話は、グループ会社であるソルクシーズのブログで紹介しています。初めてのメタバース展示会の奮闘記のようなものになっていますので、興味のある方はぜひお読みください。

ソルクシーズブログ「Fleekdrive【シーコン・メタバースEXPO 2022】出展」はこちら

ブログでも書いてあるとおり、出展する弊社としては「ZIKU」のシステムにおける仕様の中でいかにサービスの魅力を伝え、来場者とコミュニケーションを取るかということに注力していくわけですが、リアルの勘所をバーチャルに落とし込んでいくのは、まだまだ試行錯誤が必要なようです。「ZIKU」の今後のバージョンアップにも期待大です。

オフィスでの働き方をいかにデジタルで補完できるか

基調講演の『Slack と Salesforceで実現する「Digital HQ」』では、SalesforceファミリーとなったSlackの紹介がメインとなりました。コロナ禍以降求められている柔軟な働き方に対し、組織の枠を超えた同期&非同期のコミュニケーションをカバーするというものでした。メンバーをデジタル空間でつなぎ、どこからでも仕事ができる世界の実現を目指すところは、Fleekdriveのサービスも同じです。リモートワークで欠落しがちなコミュニケーションを補完し、オフィスに出社しているときと同じくらいのコラボレーションができるようになり、講演のタイトルにある「Digital HQ(デジタル本社)」の実現に近づくのではないでしょうか。

ファイル共有・管理の側面からSalesforceの定着化を図る

今回のAppExchange Virtual EXPOでは、弊社はSalesforceでファイル共有・管理の機能を拡張する企業向けオンラインストレージサービス「Fleekdrive」をご紹介しました。

Salesforce上の各レコードと関連付けが可能で、レコード画面からそのまま関連するファイルにアクセスできます。扱えるファイルサイズもSalesforceのガバナ制限を上回り、動画ファイルも容量を気にせずアップロードできます。部門や役割に合わせて公開範囲やファイル操作を指定したい場合も細かいアクセス権限設定で対応可能です。

Salesforceとは別の環境でファイル管理をされている方なら、この地味で煩雑なSalesforceとファイルの往復から開放され、Salesforceで完結できるメリットがお分かりいただけるのではないかと思います。Fleekdriveを含めたAppExchangeで提供されているさまざまアプリを活用し、業務をSalesforceに集約できれば、活用の定着につながることでしょう。

日頃から「直感的な操作で初めての方でもすぐにご利用できます」とお伝えしていますが、AppExchangeサイトからトライアルも可能ですので、ぜひ実際に触ってみていただければと思います。

AppExchangeサイトはこちら