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パソコンがウイルス感染!?偽の警告にご注意を

菅原 輝之 菅原 輝之

インターネットを使っていたら突然ブラウザに「パソコンがウイルスに感染している」という警告が出てきた…。ついつい焦ってしまいがちな場面ですが、このとき警告画面の指示通りに行動してはいけません。こうした警告は実は偽物。あたかもパソコンがウイルス感染したかのように見せかけ、ユーザーを騙す目的で作られた悪質な偽警告です。実際の被害に遭わないために、ここでは偽の警告に遭遇したときの正しい対処法について紹介します。

ドキっとする… いきなりブラウザに警告画面

悪質警告はどのようなシチュエーションで遭遇しやすいものなのでしょうか。アダルトサイトなどの怪しいページの閲覧中に表示されることが多いといわれていますが、SNSや広告のクリック、さらには一般のWebサイトから悪質警告に誘導されることもあります。つまり、インターネットを利用している人なら、誰でも偽警告画面を目にする可能性があるのです。悪質警告を表示させる不正なWebサイトに誘導された場合、ポップアップなどでいきなり警告画面が現れて「セキュリティの警告」や「パソコンがウイルスに感染している」といったユーザーの不安を煽るようなメッセージが表示されます。音声や警告音が鳴る、ブラウザが操作できなくなるなど、パソコンの動作に異常が出る場合もあるようです。ユーザーがページから離れようとすると「ページから本当に離れますか?」などユーザーを脅すようなメッセージが表示されることも多いです。
これらの偽警告は、マイクロソフトやGoogle、セキュリティソフト会社などのロゴを使い、各社の正式なプログラムであるかのように装っています。しかし、実際はまったくそんなことはありません。閲覧中のWebサイトにそのような表示がされるように設定されているだけです。

パソコンの悪質警告にひっかかった経験はある?

悪質警告はどこから誘導されるかわかりません。普通にネットサーフィンをしているだけで遭遇することもあります。そこで、全国の男女を対象にアンケート調査を実施、実際身近であった悪質警告の経験談を集めました。

引っかかる人は意外と多い?

・画面上のPOP広告にパソコンの性能が低下していることやウイルスに感染していることを示す文章が提示される詐欺に会社の同僚が引っ掛かりました。(39歳/男性/正社員)
・Web閲覧中に悪質警告が出てくる詐欺にひっかかりかけたことがあります。その時はシステムのバックアップでなんとかなりました(53歳/男性/正社員)
・いきなりウイルスに感染したと警告が出て、何も知らなかったので表示に従ってアプリをインストールしてお金まで支払ってしまった。(31歳/女性/パート・アルバイト)
・警告音が鳴り、回避するためには所定の電話番号に電話するよう指示され、個人情報を盗み取られた(45歳/男性/個人事業主・フリーランス)
・「ウイルスに感染しました」という表示が突然現れて、慌ててクリックしたことがあります。そのときには幸い、自分のパソコンに入れてあるウイルスバスターが対応してくれました。(27歳/女性/正社員)
・友人がネットを見ていた際、急にウイルスに感染したというメッセージが出て、リンク先のソフトをダウンロードするように勧誘されました。友人はこのような悪質サイトの存在をしらなかったので、そのままダウンロードしてしまったそうです。(32歳/男性/個人事業主・フリーランス)

【質問】
Web閲覧中に悪質警告が出てくる詐欺にひっかかったことがある、もしくは知っている人がひっかかったなどの経験があれば具体的に教えてください。

【回答結果】
フリー回答

【アンケート概要】
調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 【職業】パート・アルバイト 個人事業主 公務員 正社員 派遣社員 経営者
調査期間:2017年05月12日~2017年05月19日
有効回答数:150サンプル

回答者本人も含め、悪質警告に引っかかった経験を持つ人はかなり多いようです。実際の被害には遭ったことはないものの、見たことはあるという人もたくさんいました。慌てず冷静に対処するためにも正しい知識が求められることになりそうです。

詐欺の手口を知ろう!未然に被害防止

Web閲覧中に突然「パソコンサポート」という偽警告ページやポップアップメッセージが表示され「パソコンがウイルスに感染した」と偽の警告をしてきます。偽警告画面では対策方法としてこの自称・サポート関係者に電話をかける、あるいはウイルス対策ソフトを名乗るプログラムをダウンロードするように仕向けます。こうした悪質警告を信じて、その指示に従ってしまった場合、実際の犯罪に巻き込まれることになります。
電話サポート詐欺といわれるパターンでは、指定された電話番号に電話をかけるように指示されます。電話に出たオペレーターは、パソコンを遠隔操作で調査するためと言って、リモートコントロールソフトをインストールするよう仕向けます。その後、パソコン内の状況を診断するふりをして虚偽の結果を画面に表示させ、実際にウイルスに感染しているかのように見せかけます。この自称・サポート関係者に勧められるままパソコンのサポート契約やセキュリティソフトの購入契約をしてしまうと、クレジットカード番号などの個人情報が盗まれることになるのです。さらに、リモートコントロールソフトによるパソコンの遠隔操作リスクもあります。指定のプログラムをインストールするよう促してくるパターンでは、悪意のあるプログラムをインストールさせられることがあります。

警告は無視!ブラウザを閉じて

偽警告と遭遇したら問題のページから早く離れるようにしましょう。偽警告はWebサイトに仕込まれた、ただのプログラムです。警告が出たからといって、実際にウイルスに感染しているわけではありません。慌てて自称・サポートセンターに電話をかけたり、怪しいウイルス対策ソフトをダウンロードしたりしてはいけません。
この対策としては、まず冷静にブラウザを閉じましょう。ブラウザが操作できない、ページから移動しようとしても警告画面が消えないといった状態になっている場合は、タスクマネージャからアプリを終了させます。
タスクマネージャを起動させるためにはキーボードで「Control + Alt + Delete」もしくは「Control + Shift + Escape」を押します。タスクマネージャ画面が出てきたら、現在使用中のアプリの中から動かなくなってしまったブラウザを選択し、「タスクの終了」をクリックしましょう。これでほとんどの場合、問題のブラウザは終了させることができるはずです。
タスクマネージャを使ってもブラウザを閉じられないときはパソコンを再起動しましょう。ただし無理やり何度も電源を落とすとパソコンが傷んでしまいます。再起動はあくまで最後の手段にするべきです。

まとめ

悪質警告はいつどこで遭遇するかわかりません。不安に付け込まれ、金銭や個人情報を騙し取られないためにも正しい対処法を知っておきましょう。悪質警告はWebサイトに組み込まれたプログラムです。警告が出たからといってパソコンがウイルスに感染しているわけではありません。問題のページから離れられれば実際に被害に遭うのは防げます。脅し文句に惑わされずブラウザを終了させることだけを考えましょう。

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