コンピューターウイルスはあなたのスマホも狙っています。スマホはいわば個人情報の塊。感染を許してしまう個人情報の流出などのおそろしい犯罪に巻き込まれることに。さらにスマホとパソコンを接続することでパソコンにウイルス感染が広がることもあります。普段のスマホのウイルス対策をここで一度見直してみませんか?

スマホにウイルスが感染したことありますか?

実際スマホにウイルスが感染したという人はどれくらいいるのでしょうか。全国の男女を対象にアンケート調査を行いました。

【質問】
あなたのスマートフォンがウイルスに感染したことはありますか?

【回答結果】
ある:29
ない:271

【アンケート概要】
調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 【職業】パート・アルバイト 個人事業主 公務員 正社員 派遣社員 経営者
調査期間:2017年05月12日~2017年05月19日
有効回答数:300サンプル

「ある」と答えた人が約10%もいるという結果に

調査の結果、回答者全体の10%近くの人にウイルス感染の経験があるということがわかりました。

  • アダルトサイトを閲覧した数日後にスマホが起動しなくなってしまった。(31歳/女性/パート・アルバイト)
  • Androidのバージョン4.4.2の時のスマホにウイルスが入り、初期化して対応したことがあります。(24歳/男性/正社員)
  • スマホの画面を操作中、トロイの木馬ウイルスに感染し、ウイルスバスターのアプリで対処した。(40歳/男性/派遣社員)

スマホの操作ができなくなるなど、さまざまな被害が起きてくるようです。一方、「スマホでウイルス感染を起こしたことはない」という人の意見も紹介しましょう。

  • 以前パソコンのウイルスに感染したこともあり、ウイルス対策をしっかり行っているから感染していないのだと思います。また利用しているiPhoneはウイルスに感染しにくいとのことなのでそれも原因であると思います。(23歳/女性/正社員)
  • 有名どころでないアプリはインストールしません。(33歳/男性/個人事業主・フリーランス)
  • セキュリティを強化するアプリをインストールして使っているから、今までは感染していません。(45歳/女性/パート・アルバイト)

セキュリティアプリの導入、怪しいアプリをダウンロードしないなど日々の対策によってウイルス感染を防いでいることがわかります。

気軽に使えるスマホですが、ウイルス感染のリスクはパソコンと同じ。油断せずに日頃からしっかりと対策を行うことが大切だと思わされる結果となりました。

スマホへのウイルス感染… 果たしてその目的は?

スマホ内に侵入したウイルスはユーザー側に深刻な被害をもたらします。スマホの動作がおかしくなるといったわかりやすい症状が出ることもありますが、ユーザーが気づかないうちに被害が進行するケースも多く見られます。
スマホには友人・知人の連絡先情報やユーザーの位置情報、SNSのアカウント情報などたくさんの個人情報が記録されています。スマホを狙ったウイルスの代表格ともいえるのが、これらの個人情報を盗むことを目的としたウイルスです。さらにスマホの遠隔操作機能を悪用し、盗聴や盗撮を行なうウイルスもあります。
個人情報流出やプライバシーの侵害のほか、ユーザーに直接金銭を要求するウイルスも存在します。不正アプリなどから侵入する「ランサムウェア」はスマホの画面をロックし、「ロック解除のため」と称してユーザーに身代金を要求します。ほとんどの場合、身代金を支払っても人質に取られたデータなどが元に戻ることはありません。

なぜウイルスはiPhoneよりAndroidのほうが多い?

現在市場に流通している主なスマホはiPhone とAndroidスマホの2種類。そのうちAndroidに関しては特にウイルスに警戒が必要です。
iPhoneのアプリは審査が厳しく、しかも公式ストアからしか配布できません。しかしAndroidのアプリは誰でも自由に公開できるうえ、公式ストアの審査もゆるいといわれています。もちろん、Android用に開発されたアプリのほとんどは正当なものですが、数が膨大なだけに、どうしても悪意のある不正なアプリが混じってしまいます。せめて公式ストアGoogle Playのような信頼のおける場所以外からアプリをダウンロードするのは避けたほうがよいでしょう。
もっとも公式ストアGoogle Playも安全とは言い切れません。過去には公式ストアに悪質アプリが紛れ込み、問題になったケースもあります。ランキングなどを鵜呑みにせず、信頼できるアプリのみをダウンロードするようにしましょう。

スマホをパソコンに接続したら… パソコンがウイルス感染!

スマホのウイルスが怖いのは、接続したパソコンにまでウイルスが広がってしまう可能性があることです。スマホ内のデータをバックアップ、あるいは充電のためにパソコンにスマホを繋いでいるという人も多いでしょう。このときに、スマホがウイルスに感染していた場合、USBケーブルを通してパソコン内にウイルスが侵入してしまうことがあります。
逆にウイルスが感染したパソコンからスマホにウイルスが侵入することもありえます。不正アプリからの侵入が難しいiPhoneを狙ったウイルスもあります。Androidユーザーだけではなく、iPhoneユーザーも十分に注意が必要です。スマホを本当にウイルスの脅威から守りたいのであれば、スマホ端末のセキュリティ対策だけを頑張っても意味がありません。スマホはもちろん、パソコン本体のウイルス対策をも万全にしておく必要があるといえるでしょう。セキュリティ状態が不明のデバイスに、自分のスマホやパソコンを接続するべきではありません。

スマホもパソコン同様ウイルス対策を!

スマホもパソコン同様ウイルスに感染します。アプリやWebサイトに紛れ込んでいることが多い為、怪しいサイトに近づいたり、信頼のできないアプリのインストールは避けましょう。その他にもセキュリティ設定を見直す、システムの脆弱性を突いた攻撃から身を守る為に、OSやアプリは常に最新版にアップデートして使用することも重要です。

また、ウイルス対策にオンラインストレージを活用するのも1つの対策となります。
スマホにウイルスが感染してしまっても、オンラインストレージでファイル管理を行っていればある程度の感染拡大を防ぐことができます。

業務で社用のスマホを利用していたり、個人のスマホで仕事関係の情報を保存している場合は、バックアップの面からもオンラインストレージの利用がおすすめです。
Fleekdriveでは、ファイルのアップロード時にウイルスチェックを自動的に行う為、もしウイルスがファイルに感染してしまっていても未然に検知し、リスクヘッジを行うことも可能です。
SAML2.0によるSSOをサポートしているため、複数パスワード管理を行う必要もなく、パスワードの使い回しが減るため、セキュリティの強化にも繋がります。

機能『セキュリティ』

まとめ

スマホを狙ったウイルスは年々増加しています。セキュリティ対策が甘いと思わぬ損害を被ることになるかもしれません。ウイルスによってはスマホ・パソコン間で感染するものもあるため、スマホを本当にウイルスから守りたいのであれば、パソコンのセキュリティ対策も重要になります。手持ちのデバイスのセキュリティ対策を見直し、犯罪者の魔の手から自分の身を守りましょう。