ファイルストレージは、大容量のデータをオンラインでやり取りできる方法のひとつです。ただし、一度に転送できるデータ容量の制限や、回線速度によっては時間がかかることなどに注意する必要があります。この記事では、ファイルストレージで大容量のデータをやり取りする際の注意点や、大容量データを扱いたい方におすすめのストレージサービスについて解説します。
大容量になりがちなファイルの種類
動画や画像、音声などのファイルはデータ容量が大きくなりがちです。特に、長時間の動画や音声、解像度の高い画像などのデータは、テキストのみの文書ファイルと比べて大容量になります。また、文書ファイルであっても、画像が多く貼り付けられたものは大容量になる場合があります。
ファイルストレージで大容量データをやり取りする際の注意点
ファイルストレージを用いて大容量データをやり取りする際の主な注意点は次の2つです。
回線速度によってはアップロード/ダウンロードに時間がかかる
インターネット接続の環境によって、大容量データのアップロードやダウンロードにかかる時間は異なります。電波環境の良くない場所でモバイルルーターを使用している場合などは、大容量データをスムーズにやり取りできない可能性が高くなります。また、光回線など高速なネットワークに接続していても、利用者の多い時間帯には回線速度が遅くなるケースがあります。上り回線・下り回線のどちらか一方のみが低速という場合もあるため、大容量データのやり取りに時間がかかる際は回線速度を確認してみましょう。
容量制限にかかりアップロードできなくなる可能性がある
容量制限のあるファイルストレージでは、規定のサイズを超える大容量データをアップロードできません。サービスの種類によっては、アップロードを開始してしばらくたってからエラーメッセージが出ることもあります。大容量データを急いでやり取りしたい場合、アップロードに失敗すると余計な時間がかかってしまうため、あらかじめ容量制限について確認することが大切です。
ファイルストレージで大容量のやり取りをするには
大容量のデータをファイルストレージで共有する方法には、次のようなやり方があります。
容量無制限のプランを利用する
ファイルストレージの種類によっては、複数のプランから自社のニーズに合うものを選べます。容量無制限のプランがあるファイルストレージなら、大容量のデータを扱うことが可能です。ただし、ストレージ全体で格納できるデータ容量が無制限であっても、1ファイルあたりの容量に制限が設けられていることがあります。動画や音声など、容量の大きなデータをやり取りしたい場合は、1ファイルあたりの容量も無制限となっているプランを選びましょう。
ファイルを分割してアップロードする
大容量のファイルは、いくつかに分割することで1ファイルあたりの容量を抑えられます。画像データを含む文書ファイルなどは、分割が比較的簡単です。動画や音声などを分割するには、編集用のソフトで作業をする手間がかかります。特に、動画編集ではデータを出力するためのレンダリングという工程に時間がかかるため、ファイルの分割時は注意が必要です。また、ファイルの分割・結合の方法によっては画質や音質が劣化するリスクもあります。状況に応じて、最適な分割方法を検討しましょう。
大容量データに対応したファイルストレージを利用する
大容量データに対応したファイルストレージなら、より便利にやり取りを行うことが可能です。ファイルストレージの種類によっては、動画や音声、スライド資料などの大容量データをダウンロードせずに閲覧できます。また、編集機能がついているファイルストレージなら、アップロードした大容量データをブラウザ上で直接編集できるため効率的です。
ファイルストレージで大容量のやり取りをするなら「Fleekdrive」
企業向けオンラインストレージの「Fleekdrive」には3つの料金プランがあり、「Enterprise」プランは容量無制限で利用できます。ブラウザ上でのプレビューに対応しているため、大容量データをダウンロードすることなく閲覧することが可能です。WordやExcel、PowerPointなどの文書データや、画像編集ソフトのPSD、AI、EPSなどの閲覧に対応しています。さらに、動画は18種類、音声は13種類と対応しているファイル形式が多い点もFleekdriveの特徴です。セキュリティ機能も充実しているため、ファイルを安全にやり取りできます。大容量データに対応したファイルストレージを活用したい方は、30日間無料トライアルでFleekdriveの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
大容量データのやり取りにファイルストレージを活用しよう
大容量データの共有には、ファイルストレージが役立ちます。ただし、回線速度によってはアップロード・ダウンロードに時間がかかることや、サービスによっては容量制限があることなどに注意が必要です。容量無制限のプランがあるファイルストレージなら、大容量の動画や音声、画像を含む文書などのデータをやり取りできます。今回紹介した注意点を参考に、ぜひ大容量データのやり取りに適したファイルストレージを活用してください。