クライアントが抱えている具体的な課題

海外に開発拠点や工場を持つ、ある機械メーカーでは、日本国内と現地、それぞれが独自にファイルサーバーを運用している。そのため、データのやりとりはメールに添付して行っているが、機械のファームウェアや図面、業務で使うソフトウェアなど、大容量のデータを扱う必要がある。製品の機密情報を管理するという観点からも現状は望ましくなく、グローバルで統一したプラットフォームを採用して、ガバナンスの強化と利便性を高めたいと考えていた。

そこで、クラウドストレージの採用を検討しているが、海外のサービスだと、細かな権限設定や証跡管理の面で要件を満たさず、日本が中心となって導入を進めるため、サポート体制にも不安を感じている。

Fleekdriveの導入が課題解決につながる理由

Fleekdriveは、国内からグローバル規模の細かな管理ができるほか、各国拠点の管理者に各種権限を割り当てることもできるなど、大規模な運用で柔軟に管理できるしくみになっている。

拠点内での共同作業、拠点を越えたファイルのやりとりのほか、組織や目的に合わせた多彩な運用とコントロールに対応する。ダウンロードや更新、ウェブブラウザ閲覧といった権限を、ファイル単位、フォルダ単位、ユーザー単位、組織単位などで柔軟に設定可能で、すべてのアクセス履歴を証跡として5年間残すこともできる。

画面インターフェースは日本語のほか、英語、中国語(簡体字)、スペイン語、ポルトガル語に対応しているため、グローバル展開している企業の現地工場でも利用しやすくなっている。事実、そうした日本の製造業でも導入実績が豊富で、世界190ヵ国において利用されている。

サポート面では、製品を提供する株式会社Fleekdriveは日本に本社を置く企業であり、日本国内でのサポート体制は手厚い。

Fleekdrive導入による改善点

このメーカーでは、企業での利用シーンを考えた、細かなコントロールやセキュアな機能を持ち、サポート体制も含めて日本からの展開がしやすいFleekdriveを採用することにした。

最初は一部のプロジェクトで使い始め、機能や利便性を評価してから全社的なプラットフォームへと拡大していった。ユーザー単位でIDを発行するライセンス体系のため、スケーラビリティに柔軟さがあることから、このような展開方法にも対応できた。

セキュリティ面でも満足しているが、何より大きなサイズのファイルを海外と素早く共有できるようになったことは、導入の大きな成果だった。特に、アジアのオフショア開発拠点とのプログラムや図面のやりとりが楽になった。また、販売した機器のメンテナンス拠点へは、膨大な整備マニュアルを共有するためにDVDなどの物理的なメディアを用意する必要がなくなった。

まとめ

  • 日本国内と海外拠点でのメール添付による大容量データのやりとりに限界を感じていた。
  • Fleekdriveは日本語のほか、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語に対応しており、海外拠点でも利用しやすい。
  • 大容量のデータを海外と素早く共有できるようになり、DVDなどの物理的なメディアが必要なくなった。