クライアントが抱えている具体的な課題
新ブランドを掲げて、急激に加盟店を増やしている不動産フランチャイズの本部では、各店舗と情報を共有する手段として、自社運用のファイルサーバを利用していた。ところが急成長に伴い、拡張が間に合わなくなることが懸念されていた。記憶領域の増強だけでなく、接続先ごとにネットワークの設定変更を行うのは、手間もかかるし管理コストも無視できなかった。
成長企業にとってはスピーディーな対応が生命線であり、できることならすぐに接続できる環境を整備したいと考えていた。
また、エリア内の店舗がナレッジを共有するために、ファイルサーバを使ってコミュニケーションをとっているのだが、担当する本部のマネージャーが更新に気付かず、適切なフォローができていないことも問題視していた。
Fleekdriveの導入が課題解決につながる理由
Fleekdriveでは、ユーザーをすぐに追加することができ、ユーザーが増えるごとに使用できる容量も増加するしくみになっている。クラウドストレージであるため、設定を変更することなく、どこからでもアクセス可能である上、ユーザーの所属する部署や事業所単位でアクセスできるフォルダを制限することができる。これに加えて、IPアドレスによるFleekdriveへの接続制限も可能なので、拠点が増えた際の拡張を、セキュリティを保ちながら迅速に行える。
また、共同作業での利便性も考慮した機能も実装されている。同じフォルダで作業を行っているメンバーには、ファイルがアップロードされると自動で通知される機能が備わっているため、関係者が自分で最新ファイルを探すことなく、簡単にアクセスすることができる。
Fleekdrive導入による改善点
この不動産会社では、柔軟にユーザーを増減できる点と、どこからでもアクセス可能でありながら細やかな制御を実現できるFleekdriveを採用した。新しい拠点にファイル共有機能を素早く実装できた価値は大きいが、外を回ることも多い業種だけに、タブレット端末から無数の物件情報にアクセスできることも魅力的だったという。一方で、気になるのがこうした情報の取扱いだが、閲覧のみ可能でダウンロードできない設定にしている。
エリア内のナレッジ共有では、ファイルアップロードの通知機能によってエリアを統括するマネージャーが情報を見落とすことがなくなり、きめ細かなフォローにつながっている。また、各店舗の担当者も、伝達事項にすぐ気付けるため重宝しているという。
まとめ
- 急速な店舗展開に対して、セキュリティを確保しつつ迅速なファイル共有のしくみが必要だった。
- Fleekdriveなら数分でユーザーを追加でき、接続元IPによる制限も可能。
- Fleekdriveによって、事業のスピードを落とすことなく多拠点でのファイル共有を実現。