データが大容量の場合、取り扱えるサービスにも限りがあり、どのように送信すればよいかその判断は難しいものです。そこで大容量のデータを一度に送付・共有するのにおすすめなのが「クラウドストレージ」です。クラウドストレージを用いれば、大容量のデータでも問題なく保管でき、多くの関係者に一括で共有できます。またクラウドストレージのなかでも、大容量のデータをスムーズに共有できるのが、企業向けクラウドストレージの「Fleekdrive」です。本記事では、大容量のデータを扱う際のクラウドストレージの有効性と、Fleekdriveの特徴について解説します。

大容量のデータを一度に送るにはどのような手段がおすすめ?

リモートワークやハイブリッドワークの普及に伴い、データを一度に送る機会が増えています。また、日々の業務で多様な資料を取り扱うなか、容量の大きなデータを送らなければならないシーンも見受けられます。大容量のデータをそのまま送りつけてしまうと、デバイスのストレージを圧迫してしまい相手にも迷惑がかかります。また容量が大きすぎて、普段使用するチャットツールやメールでは対応できないケースも多いのが現状です。このような事情を踏まえて、どのような手段を用いて大容量データを送ればよいのか紹介します。

圧縮ソフト

圧縮ソフトは、その名の通りデータを圧縮し、容量を小さくするソフトです。代表的な拡張子は「ZIP」で、そのほかには「7z」「RAR」などがあります。また、圧縮したソフトを元の状態に戻すことを「解凍」と呼び、多くの圧縮ソフトは解凍機能も搭載しています。圧縮ソフトを利用するメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット・大容量のデータを送付できるようになる
・PC内のストレージ節約に役立つ
・無料で利用できるソフトが多い
デメリット・手間がかかる
・予期せぬ文字化けやデータ破損のリスクが少なからずある
・圧縮したとしてもまだ容量が大きく、結局送付できない場合がある

圧縮ソフトは無料でも利用できる便利なソフトではありますが、万能ではない点がデメリットといえるでしょう。

ファイル転送サービス

ファイル転送サービスは、一度ネット上にファイルをアップロードし、ダウンロードURLを取得します。受信者はダウンロードURLから、データを取得できる仕組みです。アカウントを作成しなくても気軽に利用できるのが最大の特徴でしょう。ファイル転送サービスのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット・気軽かつ無料で利用できる
・転送できるデータの上限が大きく、圧縮せずとも送付できる場合もある
デメリット・アップロードし、送信先に通知と二段階の作業が必要になる
・無料プランだと広告表示が多く、ビジネス利用では向かない場合がある

ファイル転送サービスも圧縮ソフトと同様に気軽かつ無料で利用できますが、ビジネス利用には向かないケースがあるため注意が必要です。特に、無料プランで利用する場合、掲載されている広告がマルウェアの入口となる危険性も指摘されています。

大容量データを共有するなら企業向けのクラウドストレージがおすすめな理由

大容量データの共有におすすめなのが企業向けのクラウドストレージです。クラウドストレージは、大容量データでも問題なく保管・共有ができ、さまざまなセキュリティ対策が施されているため、安全性の高さも魅力です。ここでは、クラウドストレージがおすすめな理由を解説します。

メールにファイルを添付する必要がない

クラウドストレージに保管したデータは、ほかのメンバーが簡単に閲覧やダウンロードができます。そのため、共有したい相手にファイルを添付したメールを送付する必要がありません。メールの送付が不要であることは、作業の削減だけでなく、添付忘れ・送付先の間違いなどといったケアレスミスの防止にもつながります。

クラウドだからいつでも・どこにいてもアクセスできる

クラウドストレージは、ネット上にサーバを設置し、そこにデータを保存するシステムです。そのため、ネット環境さえ整っていれば世界中どこからでもアクセス可能です。リモートワークやワーケーション、出張など出社していないメンバーも同じデータを共有できるため、現代の働き方にもフィットします。

ファイルのアクセス権限を設定できるためセキュリティも安心

クラウドストレージにアップロードしたファイルは、メンバーやファイルごとにアクセス権限を細かく指定できます。メンバーの役職と所属先(社内か社外か)に応じてアクセスできるファイルを細かく指定すれば、安全にファイル管理できるでしょう。

ファイルを開かずにプレビュー機能で中身を確認できる

ファイルの中身を詳しく知る必要はなく、どのようなものだったかだけを把握したいときもあるでしょう。大容量データは、ファイルを展開するだけでも時間がかかり、作業効率も低下します。クラウドストレージでは、ファイルを展開せずとも中身が把握できる「プレビュー機能」が利用できるものがあります。プレビュー機能を活用すれば、ファイルの確認・管理がより効率的に行えるでしょう。

ローカルストレージを圧迫せずに済む

PCに搭載されているSSDや外付けのSSD・USBなどでもファイルの保管は可能です。しかし、これらのローカルストレージが埋まった場合、容量を増やすには新たにストレージを購入して拡張する必要があります。ローカルストレージが埋まるたびに購入して拡張していると、その分費用や場所の工面に迫られるといったデメリットを受けます。ローカルストレージの圧迫を解消するのがクラウドストレージです。クラウドストレージを効率よく利用すれば、ローカルストレージに余裕を持つことができ、安定した運用が実現できます。

共同編集機能で社内外との連携もスムーズ

クラウドストレージ内のファイルを複数人が同時に編集できる「共同編集機能」を利用すれば、社内外との連携もスムーズに取れます。また、編集だけでなくファイルごとのチャット機能で、リアルタイムにコミュニケーションが取れるクラウドストレージもあり、確認と承認を一度に済ませられます。

企業向けクラウドストレージ「Fleekdrive」の導入事例

株式会社ネイキッドは、映像作品を制作する事業会社です。映像作品には、動画だけでなく音声や画像などさまざまなデータが必要であり、1つあたりの容量もときには数百GBを超えることも珍しくありません。数百GBを超えるような大容量データをやりとりするために、これまでは簡易的なファイル共有サービスを利用していましたが、運用に限界を迎えつつあったそうです。そこで、新たなサービスとして採用いただいたのが「Fleekdrive」です。特に同社にはFleekdriveの下記の特長を評価いただいております。

  • 大容量のデータもストレスなく社内はもちろんのこと社外のメンバーやクライアントと共有できる
  • 公開前の重要な映像・音声などのデータも、機密性高く共有できるので不安がない
  • フォルダ内に膨大な数のファイルを保存していても、履歴を辿ることですぐに探し出せる など

また、海外拠点やクライアントとのやりとりも頻繁に行われるため、どこからでもアクセスできるFleekdriveの導入は頼もしいとも話されていました。

大容量データの送信には、クラウドストレージの利用が最適です。企業向けクラウドストレージ「Fleekdrive」は、大容量データの取り扱いに便利で、安全にファイルを共有できます。本記事では、Fleekdriveの特徴について解説しました。さらに詳しい情報については、ぜひ資料をダウンロードしてください。