これまで日本の多くの企業が、Slerに業務システムの開発を依頼してきました。結果、企業がDXを進めていきたいと思っても、自分たちで新たな業務システムを開発することができないため、DXのスピードも上がりません。そのような課題を解決するのが、BlueMemeさまが提供するアジャイル開発+ローコード技術です。ローコード技術を用いれば、開発言語を習得することなく、ウェブアプリやモバイルアプリを作ることができます。BlueMemeさまでは、製品提供だけでなく、企業のIT内製化を実現するための支援や、アジャイル開発+ローコード技術を使って、まずは一緒に業務システムを共同開発することも行っています。これにより、IT内製化を企業内に根付かせることができ、DXの実現スピードが格段に上がります。
アジャイル開発+ローコード技術を使って企業がDXを進めるということは、どう売り上げや利益を上げていくのか、どう会社を成長させていくのか、会社全体の事業戦略に大きく関わってきます。お客様企業のこのような課題に、経営者とともに取り組む上で欠かせないのが信頼性です。信頼性向上のためにFleekdriveをどのように活用しているのか、取締役の宮脇 訓晴氏にお伺いしました。
課題
- 外部とデータを共有する方法が個々で違っていたため、セキュリティレベルが異なっていた
- 別のファイル共有ツールでコストがかかっていた
施策
- 配信&ダウンロード機能を使って、お客様とデータを共有
- PDFセキュリティ機能を加えて、PDFデータお渡し後の編集を制限
効果
- ファイル共有サービスのコストが下がった
- セキュリティレベルが均一化された
バラバラだった社内のセキュリティレベル
導入前の課題はどのようなものでしたでしょうか。
お客様に提案書や見積書などのデータをお渡しする際、営業メンバーで送付方法がそれぞれ異なっていました。社内で使っているドライブ経由でお送りするメンバーもいれば、zip化してメールに添付したり、無料のファイル共有ツールを使うメンバーもいました。さらに、それぞれのツールを使って、どのようなセキュリティをかけているか、どれくらいの期間データを共有しているのかということも、不透明でした。お客様企業と当社にとって重要なデータでありながら、セキュリティレベルがバラバラだったのです。
この課題を解決するため、最初は別のツールを使っていましたが、思ったよりもコストがかかっていました。そのため、社内展開は中止となりました。そんなときに、お客様がFleekdriveを使ってデータを共有してくださったことがあり、これがFleekdriveとの出会いでした。
グローバルサービスと同等の機能があり、コストパフォーマンスが良かった
Fleekdrive採用の決め手と活用方法をおしえてください。
Fleekdriveはトライアルから始め、私たちに必要な機能がそろっているか、使いやすさに問題はないか、社内の営業メンバーで検証していきました。その結果、一時期使っていたツールでできたことがFleekdriveでもできることがわかり、使い勝手も良く感じました。コストも抑えられるため、Fleedriveを採用することに決定しました。
当社では、Fleekdrive上にあるデータを、「配信」機能を使ってお客様にお届けし、お客様にダウンロードしていただいています。導入前にメンバーから、「ダウンロードに対応していないお客様もいらっしゃるのではないか」、「迷惑メールと間違われてしまうのでないか」という懸念が上がっていました。検証の期間に、実際の業務でお客様とのデータのやりとりに使用し、安全にデータをお送りできることだけでなく、お客様もこの方法を受け入れてくださったことを確認しました。現在は、営業とプリセールスの部門で、Fleekdriveを使用しています。
また同時に、当社ではお客様と送受するデータのセキュリティについて、以前から継続的に注意喚起がされていました。そういった心理的土台もあり、スムーズに当社の利用者に受け入れられていったのだと思います。
PDFセキュリティはなくてはならない機能
導入後、どのような効果がありましたか。
Fleekdriveを導入したことによって、メンバーがそれぞれの方法で提案書等をお送りしていた頃と比べて、セキュリティレベルが向上し、また均一化されました。そして、このセキュリティレベルを享受するためのコストが大幅に下がりました。
さらに、Fleekdriveでは、データを共有する期間を設定することができます。特に見積書や契約書などは、長い期間同じ内容で提示しておくべきものではありません。一定期間が過ぎたらアクセスできなくなるという機能は、とても重宝しています。
これらに加えて、データの誤送信への対応が、ぐっと楽になりました。もちろん細心の注意を払ってデータを扱っていますが、ミスは起きてしまうものです。例えば以前のように、パスワードをかけてメールの添付書類にてお送りしていた場合、間違ったデータをお送りしまったことをご連絡し、さらに正しいものをお送りし直さなければなりません。しかし、Fleekdriveの「配信」機能を使っていれば、Fleekdrive側で共有を解除し、正しいデータに置き換えることで、お客様は訂正前のデータにアクセスすることなく、正しいデータを手に入れることができます。これは、業務効率化に大きく貢献しました。
また、当社ではPDFセキュリティというオプションもつけています。見積書や契約書をお送りするときに、お送りした先で編集ができないよう制限をかけるものです。このオプションに気づかないほど、現在のセキュリティ設定が当たり前になっているので、なくてはらない機能です。
全社利用で万全なセキュリティ体制に
今後Fleekdriveをどのように活用していきたいですか。
現在は、営業とプリセールスの部門でFleekdriveを使っていますが、将来的には開発メンバーも使えるようにしたいと考えています。お客様とデータのやりとりをするのは、営業やプリセールスのメンバーだけではありません。プロジェクトに参加している開発メンバーも、お客様と関わる機会があるため、ファイルをやり取りします。お客様とのファイルのやりとりをすべてFleekdriveに統一することで、さらに万全なセキュリティ体制になると考えています。
他のコミュニケーションツールとつなげて、より使いやすく
Fleekdriveに期待することをおしえてください。
セキュリティを確保するために取るべき対策は、議論の分かれるところです。そして、その時々で最適な方法は異なってきます。今後もそのような時代の流れやニーズをキャッチし、お客様に安全にデータをお送りできるツールであり続けてほしいと思っています。
また、当社では「配信」機能をよく使っていますが、配信先メールアドレスを入力するのは少々面倒くさく感じます。Fleedriveの連絡先が、OutlookやGmailといったメーラーの連絡先と連携していたら、かなり便利になるのではないかと思います。
さらに、お客様にメールを書いているとき、お渡ししたいファイルを1クリックでFleekdriveから呼び出してお送りすることができたり、Fleekdriveで作成したリンクを、コミュニケーションツールでシームレスに共有することができるようになると、さらに利便性が上がるのではないかと期待しています。
データのセキュリティに関してお話しすると、まだまだパスワードzipをかけて共有するお客様もいらっしゃいます。当社がFleekdriveでファイルを共有することで、Fleekdriveを使うメリットをアピールし、多くの方々と安全にデータのやり取りができるようになればと願っています。